2008年4月6日日曜日

『ケミストリー』 むちゃくちゃ不安でしたよ、一発屋は

―新作のタイトルに込めた思いは?
堂珍(以下「堂」):今回は2人のアンテナを大切にして、ブレーキをかけずにいろんなことを歌ってみようとしたので、タイトルでつながりを持たせようと「Face to Face」という言葉が出てきました。自分自身と「向き合う」だったり、歌っている2人が向かい合ったり、音楽と向かい合ったり。

―ベストアルバム発売後の最初のオリジナルアルバムになりますね。
川畑(以下「川」):ベスト盤で(デビューから)5年間自分たちがやってきたことをまとめることができたので、ファーストアルバムのような気持ちで作りました。

―管楽器などを使ったにぎやかな曲が以前より多い気がしましたが。
堂:良いと思うものはロックでもR&Bでも、歌ってみたいという気持ちが常にあるので、バラエティーにとんだアルバムになったと思います。

―今回、特に思い入れが深い曲は?
川:「hold on」かな。詞も曲も共作して、面白い作り方ができました。
堂:(曲作りに加わった谷口尚久さんが)遊び感覚から始められるようにうまいこと運んでくれて。鼻歌から始まる作曲という作業も2人の合作も新しい試みで、先々のケミストリーの一つの色になればいいなと思います。

―5曲目の「砂の扉」は不倫の話?
川:はらはらしますね(笑)、ああいう世界は。どろどろとした、ドラマのような感じの曲を歌ってみてもいいよねと。

―デビュー時はテレビ番組の企画のオーディションで合格して、いきなり大ヒット。当時、“一発屋”への不安は?
川:むちゃくちゃ不安でしたよ、一発屋は。
堂:うん、そこだけは何とかね(笑)、したかったねえ。
川:わからないから、もう必死に次の曲を歌いましたね。「たくさんの人にこれからも聴いてほしい」という気持ちで。

―仕事の後の息抜きは?
堂:お酒を飲んだり、カラオケに行ったり。子供と遊んで、父親になる瞬間もすごくいやしの時間でもありますし。すごく普通のこと、当たり前のことをするのがいいなあと。
川:僕はジムですかね。トレーニングしたり、キックボクシングやったり。体動かして、また音楽を聴くと、すっきりした気持ちで聴けるので。

―川畑さんは帽子がトレードマークですが、何個ぐらいお持ちですか?
川:テレビとか出てるときは衣装です。私物は昔すごい持ってましたね。70個くらい。でもすごい減らして今は20もないですかね。

―ここ1年で2人とも30歳になりますが、まだあまり意識はしてない?
堂:いやいや(笑)、早いですね。
川:ケミストリーとしていろんな場所で歌ったり、いろんな人と出会ったりした濃い20代だったので、どういう30代を迎えるんだろうと思いますね。

―今後、共演してみたい人や音楽は?
川:最近気になるのは、徳永(英明)さん。一緒に歌えたら、自分にどんな変化が起こるんだろうって。
堂:今作が打ち込み系の音が多いので、次はどっしりした演奏のもとに「大人の音楽」もいいなあと思ったりします。

出典:西日本新聞