立派なワインに育て 池田でブドウの挿し木始まる 1万2000本
びっしり、整然と並ぶのはブドウの木の赤ちゃん。ワインの里に春本番を告げる挿し木作業が、十勝管内池田町の町ブドウ・ブドウ酒研究所で行われている。
昨年秋に剪定(せんてい)したブドウの枝を、芽が一つ残るよう二十センチに切りそろえ、苗床の紙ポットに一本ずつ挿す。電熱線を張った苗床の土の温度は二二、三度で、芽が十センチに伸びた六月上旬にビニールハウスに移植。冬の前に掘り起こし地下室で越冬し、来春畑に移す。実がなるまで三年かかり、一本の木からワイン二、三本分が搾れるという。
挿し木は十数種類で計一万二千本。池田自慢の赤ワイン品種「清見(きよみ)」「清舞(きよまい)」「山幸(やまさち)」が七割を占める。手で一本一本、芽を南側に向けて挿す。良質のブドウができるまで、根気のいる作業が続く。
出典:北海道新聞