ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)米酒類製造大手コンステレーション・ブランズ(NYSE:STZ)が3日発表した12-2月期(2008年2月期の第4四半期)決算は、業績不振のオーストラリアと英国で多額の資産評価損を計上し前年同期の黒字から赤字に転落した。
ただ、資産評価損など一時的な項目を除いた利益は市場の予想を上回った。また09年2月期については市場予想を上回る見通しを示す。
12-2月期の純損益は8億3190万ドルの赤字(前年同期は7020万ドルの黒字)、1株損益が3.90ドルの赤字(同29セントの黒字)だった。同四半期にはオーストラリアと英国での評価損(8億8800万ドル)を含む8億2200万ドルの特別費用を計上した。一時的な項目を除いた1株利益は34セント(同35セント)となりトムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト予想平均(25セント)を上回る。
売上高は前年同期比23%減の8億8440万ドル。アナリスト予想平均は8億7700万ドル。同社は昨年、メキシコのビール子会社とワインメーカーのマシュー・クラークとの合弁会社を持分法適用会社に移行。その結果、同四半期には合弁会社の売り上げをコンステレーションから切り離し出資分の利益のみを計上している。
主力のブランド・ワイン部門の売上高は19%減の7億893万ドルとなった。同社は昨年12月に、フォーチュン・ブランズ(NYSE:FO)の米国ワイン事業を8億8500万ドルで買収した。買収に伴い米国内でサプライチェーン管理強化などによりワイン事業の合理化を推進、販売店での在庫削減を図る。
蒸留酒部門の売上高は07年3月の「スヴェッカ・ウオツカ」買収が寄与し31%増の9510万ドルだった。
09年2月通期については、一時的な項目を除いた1株利益が1.68-1.76ドル、売上高は1けた台半ばの伸びを見込む。
直近のアナリスト予想平均は1株利益が1.67ドル、売上高は前期比6%増の40億1000万ドルとなっている。
コンステレーション3日終値は、前日比1.00ドル(5.34%)高の19.72ドル。
出典:日本経済新聞