2008年3月4日火曜日

生まれ変わったコーイチロー!楽天正捕手争い激化

生まれ変わったコーイチロー!楽天正捕手争い激化

◆楽天3―2ロッテ(2日・長崎) 楽天の木村考壱朗捕手(30)が2日のオープン戦・ロッテ戦で攻守に抜群の存在感を見せ、正捕手候補に名乗りを挙げた。オープン戦初登板の大学・社会人ドラフト1巡目・長谷部康平投手(22)=愛工大=を巧みにリードし、5回1安打無失点の好投を引き出し、打撃でも2回に強烈な二塁打と大きな結果を残した。野村克也監督(72)の評価もうなぎ登りで、首脳陣は正捕手抜てきの可能性も示唆した。

 打撃が売り物の男が、リードで黄金ルーキーの力を最大限に引き出した。初回、表情に緊張感が見えた長谷部を巧みに引っ張ったのが、広島からテスト入団した木村だ。「チェンジアップを生かしたかった」という直球主体の組み立てで、わずか8球で3者凡退。その後も工夫を凝らし、ロッテ打線を抑え込んだ。予定では5回で交代のはずだったが、野村監督は「もう少し見たい」と“捕手・木村”に興味津々。7回までホームを守り、2番手の吉崎も2回無失点に導いた。

 広島時代の05年春季キャンプでは飲食店で男性客と小競り合いになり、広島に強制送還された経験も持つ。06年にも、山本監督(当時)所有の幻の芋焼酎「森伊蔵」を盗み飲みしたことが発覚するなど、酒のトラブルを重ねてきた。

 広島では徐々に出場機会が減少。昨オフ、戦力外通告を受けたが、打力を買われて、今季から楽天に加入した。姓名判断を受け、名前も一喜から画数の良い考壱朗に改名。心機一転、若いチームに乗り込んできた男が、この日、リードにはうるさい指揮官に「打撃だけではない」新しい魅力をアピールすることに成功した。

 正捕手争いは、これで一気に混戦模様。昨季のレギュラー・嶋がリードするが、橋上ヘッドコーチは「1番手もあるかもしれない」と木村を高評価。本人も定位置奪取には意欲満々。「そういう気持ちは捨てたくない」虎視たんたんと力を蓄え、開幕マスクを奪い取る。

◆礒部、華麗先制2点打 ○…初回、2死二、三塁の場面で左翼線に抜ける先制2点打。2月28日に1軍の練習に合流したばかりだが、オープン戦初の適時打が早くも飛び出した。「うまく調整できているということ。あの方向に強い打球を打てるかが、僕の調子のバロメーター」と手応え十分。新人の聖沢が加わり、外野の定位置争いが激化する中、貫録の打撃で存在感を見せた。

出典:スポーツ報知