祁答院蒸溜所(薩摩川内市、古屋芳高社長)は、木槽(もくそう)仕込みの芋焼酎「木々の目覚め」を19日発売する。同社によると、仕込みに木槽を使った芋焼酎は鹿児島県内で初めて。もろみの発酵が穏やかに進み、同社は「従来の芋焼酎に比べ、きめ細かい味になった」としている。
焼酎の仕込みには通常ホーロータンクやかめつぼが使われるが、同社は木槽の高い保温性や保湿性が酒質を高める点に着目。古いもろみが木の中に残ってしまうため管理が難しい欠点を、木槽の下部に熱湯を張り、蒸気でいぶす作業を繰り返すことで克服した。
古屋社長は「焼酎ブーム後に建てた新しい蔵のため、差別化できる商品を作りたかった」と開発の狙いを話した。
アルコール度数25度。1.8リットルが2780円、720ミリリットルは1580円。年間2万8000本(1.8リットル瓶換算)を出荷する予定。同社=0996(31)8115。
出典:南日本新聞